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「オリビアのミステリー」というタイトルと、

上のようなタイトル画面を見て、

このゲームの内容を想像してみてください。

 

  • 「ミステリー風味のアドベンチャー?」
  • 「謎解き要素満載のアクション?」
  • 「この乗り物で進むシューティング?」

 

はい、どれも間違いです。

正解は・・・パズルゲームです。

しかも絵が動くジグソーパズルゲーム!!

 

 

タイトルだけでユーザーの

斜め上を行っているのですが、

その内容たるや、さらに斜め上を行っています!

 

体験した多くのユーザーが「バカゲー」に

分類するものの、決して「クソゲー」とは言わない。

 

そんな不可思議な魅力を持ち、

多くのゲーマーを困惑させたのが

「オリビアのミステリー」というゲームです。


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なんとも言えない不可解な演出と世界観

「オリビアのミステリー」には一応、

物語(らしきもの)が用意されています。

 

少しだけ説明すると、

 

「水不足に悩んでいるある国に住む主人公が、

住民のために水不足を解消するため奔走する」

 

といったものですが、

 

  • 水をくみに行くため大砲を使って移動する
  • 飛びすぎて月にぶつかる
  • 帰りは人工衛星にぶつかる
  • 病気になった皇帝の娘のために薬を入手する

 

などなど、途中から

奇想天外な方向に発展します。

話が飛びすぎて、ついていけません!

 

主人公(らしき人物)の理念も、

その行動に合理性がある訳ではなく、

すべて行き当たりばったりです。

これらを理解しようとしても無理です!

 

この物語は、ステージ間に表示される

テキストによって説明されるのですが、

これがまた理解の範疇を超えています。

 

たとえば、ゲームの最初に表示される

ステージ1の説明文ですが、

 

——————–

すぎさってしまったことをあれこれと

かんがえるのは、まだおきていないことについて

心配するのとおなじくらい意味のないことだともいう。

しかし、気になるのはあの事件は結局、

ただのじこだったのかそれとも何者かがわざと

やった事だったのかということだ。

それは、なつのことだった。

 

ある日、水道局のビルで爆発があった。

局のビルはくずれ、給水パイプもだめになった。

ためてあった水がどっとながれでてしまい、

まずいことに軍のレスキューチームの車も

水のなかへしずんでしまった。

あまりのことに、さすがのレスキューチームも、

ただぼうぜんと水につかった自分たちの

ビルを見ているしまつであった。

——————–

 

以上のような説明が表示されます。

なお、かな使いや漢字、句読点は、

実際のゲームに規準しています。

 

そして、実際のステージ1が始まるのですが、

その完成図が以下のような画面です。

 

 

先の説明を読んで、

「レスキュー隊員が傘を左右に振っている」という、

この完成図を想像できたでしょうか?

私には想像できませんでした。

 

一応、物語のテキストから

完成図を想像できそうな面もありますが、

ほとんどの面で想像ができません。

 

このように、

プレイヤーの想像を超える、というか、

はるかにブッ飛んだ超展開で進んでいきます。

 

ちなみに、タイトルにある「オリビア」という名前。

ゲーム中では一切登場しません。

 

「誰だ!?」という疑問は当然ですが、

オリビアとは皇帝の娘であり、パッケージの女の子です。

答えはマニュアルの英文にだけ登場しています。

動く絵のパズルがこんなに難しいとは・・・

さて、実際のゲームですが、

先にも書いた通り、絵が動くジグソーパズルゲームです。

 

 

これが異常に難しい!!

たかがジグソーパズル、されどジグソーパズルです。

 

その要因として、

 

  • 上下逆さま、左右反転になったピースがバラバラに表示
  • 見本となる「完成図」が表示されない
  • 各ピースの絵が動いている
  • ダミーのピースがある

 

などが挙げられます。

 

なかでも「完成図」がないのが痛い!

これは、取っ掛かりとなるヒントがないということです。

 

ピースを組み合わせるコツは、

 

  • 動きを参考にピースの天地、左右を合わせる
  • パーツ単位で分かりやすい絵の部分を合わせる
  • 合わせた部分同士を合わせる
  • 全体を見ながら残ったピースを合わせる

 

といった感じです。

 

 

こうして絵が完成すると、画面下に

「GOOD」が表示されてステージクリアになります。

 

 

ゲーム序盤は4×4の16ピースですが、

後半になるほどピースが増えていき、

最大6×8の48ピースのパズルも登場します。

 

この6×8のパズルの難しさが鬼畜レベル!

その中でもステージ12やステージ14は

途中で投げ出したくなるほどの難易度で、

しかも絵の動きによって目がチカチカしてきますよ!!

 

 

 

発狂してしまいそうです・・・・

 

ちなみに「オリビアのミステリー」は、

パスワードによるコンティニューが可能です。

 

ただし、ステージ途中で取得しても、

再開はそのステージの最初からになります。

経過時間によって変化!!マルチエンディング

「オリビアのミステリー」に

ゲームオーバーはありません。

経過時間が画面右上に表示されますが、

これは制限時間ではないので、

クリアするまでいくらでも時間を使えるということです。

 

ただし最終ステージ18は、

ステージ17までの合計クリア時間によって

3種類に分岐し、エンディングの物語と

パズルの絵柄が変わります。

 

具体的には、

 

  • 2時間以内→ステージ18A(グッド)
  • 2時間以上→ステージ18B(ノーマル)
  • 3時間以上→ステージ18C(バッド)

 

となります。

 

 

プレイすると分かりますが、

何の予備知識もなく、初見でグッドエンディングを

見るのは、はっきり言って不可能です!

 

初めての場合は時間を気にせずプレイして、

まずは完成絵柄を見ることに専念しましょう。

エンディングを制覇するのは、

その後でも遅くありませんよ。

シュールな雰囲気を楽しもう!

「オリビアのミステリー」は、

プレイヤーを選ぶゲームだと思います。

 

決して完成度は高くないですが、

かといって遊べないほど低くもない。

物語は超展開すぎて理解不可能なレベル。

 

一言で言えば「シュール」なゲームです。

 

その突拍子もない物語と、

「ヘタッピ」とも思えるパズルのヘンテコな絵柄など、

それらを全て笑い飛ばして受け入れる度量があれば、

非常に楽しくなるゲームです。

 

笑いながらツッコミ全開で楽しめる。

それがこの「オリビアのミステリー」なのです。

 

 

なお、現時点で「オリビアのミステリー」を

プレイするには、実機のスーパーファミコンとソフトが必要です。

現在はバーチャルコンソールでの配信もされていません。

 

ソフトは中古価格で3000~5000円程度ですが、

プレミアがついている場合もあり、決して安くはありません。

 

希少性の高いソフトなので

中古価格でも、¥2500~¥4000します。

 

また、「オリビアのミステリー」は

スーパーファミコンマウスに対応しています。

 

スーパーファミコンマウスでの操作の方が

遊びやすいので、予算が合うのであれば、

できるだけスーパーファミコンマウスも

用意したいところです。

 

こちらもレアなので

中古価格¥1000~¥1500しますね。

 


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kawano

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店主のカワノと申します。ファミコン・スーパーファミコンをこよなく愛するアラフォーです。レトロゲーム業界の革命児として日夜、ソフトのメンテナンス・電池交換に明け暮れております。