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1984年7月に稼動が始まった

アーケード版「ドルアーガの塔」は、

当時のゲーマーたちに衝撃を与えた作品でした。

 

  • あの時代にしては非常に美しいグラフィック
  • 全60面というボリュームの多さ
  • RPG要素を取り入れ、ギル(主人公)を強くする楽しさ
  • 多彩で個性的な敵キャラ
  • 秀逸で優れたBGMの数々

 

などなど、

多くの魅力を備えていましたが、

最も特徴的なのが、

「宝箱の出現条件の難解さ」

ではないでしょうか。

 

当時はインターネットも攻略本もない時代です。

ユーザーたちは自力で発見した出現条件を、

口コミやゲームセンターのコミュニティーノートで情報交換し、

ガセネタを掴まされながらも必死で探しました。

出現条件を隠してプレイするユーザーもいましたが(笑)。

 

しかし、それでもクリアできたのは一部のみで、

ほとんどの人が挫折したといいます。

私の周囲でもクリアした人はいませんでしたね。

 

そんな中、1986年8月、「ドルアーガの塔」は

ファミコンに移植されたのです!

 

当然、挫折したユーザーは即座に購入しましたよ。

これで連コインしなくてもジックリ楽しめるのですから(笑)。

 

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アクション自体は単純だが奥が深い

「ドルアーガの塔」はアクションRPGです。

アイテムを入手して強くなっていく、という部分は

RPG的な要素ですが、まだRPGという言葉が

一般に浸透していない時代でした。

そのため、ほとんどのユーザーがアクションゲーム

として認識していたのです。

 

さて、そんな「ドルアーガの塔」ですが、

アクション自体は非常にシンプルです。

 

十字ボタンでギルを上下左右に移動させ、

ボタンを押すと剣を振って攻撃します。

そしてボタン押しっぱなしで剣を構えた状態になります。

同時に装備している盾は、敵の呪文を防御してくれます。

 

基本、アクションはこれだけですが、

実に様々なテクニックが存在します。

 

例えば攻撃。

剣を出しっぱなしにして通路に剣だけ出し、

移動しているゴーストに引っ掛けるようにすれば

ノーダメージで攻撃できます。

 

また盾の使い方。ギルは盾を装備していますが、

剣を出していない状態では自分の正面に、

剣を出している状態では自分の左腕に装備します。

これを利用して、剣を出した状態で、

左側からの呪文を受け止めてから即座に反撃する、

などというテクニックもあります。

 

これらのテクニックを使うことで、

格段に進めやすくなるのです。

宝箱の出現条件、自力で発見できる?

「ドルアーガの塔」最大の魅力であり、

最大の難問が、宝箱の出現条件です。

 

宝箱は各フロア(59、60階など一部を除く)に1つずつ存在し、

条件を満たすことで出現、中からは様々なアイテムが入手できます。

これらのアイテムでギルが強くなるのはもちろん、

クリアに絶対に必要なアイテムも入手するのです。

 

しかし、宝箱の出現条件はノーヒント!!

全て自力で探さないといけないのです。

 

宝箱の出現条件は実に多彩!

例えば、

 

  • 特定の敵を(複数)倒す
  • 特定の順番で敵を倒す
  • 何も行動しないで待つ
  • フロアの外壁に触る

 

などは比較的分かりやすい条件です。

中には

 

  • 特定の地点を通過する
  • 十字ボタンを特定の方向に特定の回数押す
  • セレクトボタンを押す
  • 特定の場所で特定の行動をする

 

など、

ノーヒントで発見するのは絶対無理!!

と断言してもいい条件も多くありました。

 

偶然、条件を満たしたとしても、

それに気付かない場合も多いですし。

 

さらに、アイテムが必要なものならいいですが、

中には取ってはいけないアイテムもあり、

せっかく出しても空だった、という宝箱もあります。

 

これらの情報を自分1人で発見するのは無理なので、

当然ながら友達との情報交換が必要となります。

この「他人とのコミュニケーション」という部分も、

「ドルアーガの塔」の魅力ではないでしょうか。

 

ちなみに私の昔話をひとつ。

 

当時の私は「ドルアーガの塔」にハマっていましたが、

周囲の人間はプレイしておらす、情報入手が困難でした。

「そろそろ攻略本を買うか・・・」と思っていた頃、

当時の少年たちのバイブル、

少年ジャンプの「ファミコン神拳」という、

ファミコンゲームの情報を扱うコーナーで、

「ドルアーガの塔」の

宝箱の出現条件が全て公開されたのです!

 

見た瞬間、もう狂喜乱舞でしたね!

その日から夢中でプレイしてクリアしましたよ。

 

ちなみにクリアすると、

エンディング画面にあるコマンドが表示されます。

それを入力すると、宝箱の出現条件が異なる

通称「裏ドルアーガ」をプレイすることが可能です。

 

ファミコン神拳には裏ドルアーガの

宝箱の出現条件も載っていたので、

当然ながら参考にしてクリアしたものです。

 

今は攻略本でもインターネットでも、

様々な情報が入手できます。

 

いい時代になったものですね。

自分を強くしていく快感!!

「ドルアーガの塔」には、

画面に表示されませんがギルに「ライフ」があります。

 

ライフに変化はありませんが(薬系での一時的な上下はある)、

アイテムを入手することで防御力、攻撃力が上がり、

最初は苦戦した敵にもだんだん対応できるようになります。

 

このように、ライフは見えなくても

「強くなってる!」という実感が得られるのです。

このあたりのバランスが素晴らしく、

「強くさせる!」いう目的のために、

宝箱の入手にも夢中になったのかもしれません。

 

「ドルアーガの塔」は、

宝箱の出現条件が判明しているか否かで

難易度が大きく左右されるゲームです。

 

宝箱の情報を入手済でも、純粋にアクション性が素晴らしく、

現在でも夢中になれる要素を多く含んでいますので、

絶対にプレイしてほしいゲームのひとつです。

 

その際、

最初は宝箱の入手条件を見ないでプレイしてほしい、

などという気はありません。そんなの無理です!

途中で挫折するくらいなら、最初から宝箱の出現条件を入手して、

この素晴らしいゲームを楽しんでほしいのです。

それだけの価値はあると断言しておきます!!

 

なお、ファミコン版「ドルアーガの塔」は現在、

Wiiとニンテンドー3DSのバーチャルコンソールで配信中です。

当ストアでも¥480で販売中!

(品切れていたら、申し訳ないです!)

 

ちなみにWiiのバーチャルコンソールでは、

アーケード版も配信されています。

宝箱の入手条件の一部のほか、各所がファミコン版と

異なりますので、両方プレイするのもいいですよ。

 

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kawano

kawano

店主のカワノと申します。ファミコン・スーパーファミコンをこよなく愛するアラフォーです。レトロゲーム業界の革命児として日夜、ソフトのメンテナンス・電池交換に明け暮れております。