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日本人が100m走で

10秒を切るとか切らないとかで

盛り上がっているようですが、

 

我々は30年以上前にすでに

100m7秒台という偉業を

成し遂げているのです。

 

しかもオリンピックという大舞台でっ!

 

・・・はい、

ハイパーオリンピックの話ですよー。


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爪シャカシャカ時代

当時の小学生の間で

大いに盛り上がった「ハイパーオリンピック」

このゲームをするには

専用のコントローラーを必要とし、

そのコントローラーを連打することで

プレイヤーを走らせたり飛ばせたりするのだが、

その連打の仕方で

ちょっとした論争を巻き起こしたのだった。

これのことね。

 

発売当初はもちろん

指で連打をしていた(高○名人ばりに)。

しかしある日、

兄が得意げにこう言ってきた。

「こうすると早いんだぜ」

そして兄は爪で

コントローラーのボタンをこすり始めた。

 

すると、指の連打よりはるか早く

プレイヤーがゴールしたのだ。

 

「すげぇぇぇ!!」

 

さっそくその技術をパク・・・参考に、

友人の家で私の走りを披露した。

 

すると、

その技術を初めて見たであろう友人たちが

 

「サトコちゃん、すごい!」

 

私に対して賞賛の声を上げた。

 

そして、

「爪シャカシャカ時代」

がやってきたのだった。

 

「爪シャカシャカ」は

いかに早くコントローラーのボタンの上を

シャカシャカするかにかかっている。

 

大振りにするともちろんシャカシャカが遅くなるし、

細かくシャカシャカしすぎると

ボタンの上をうまく通らず、

ボタンが反応しない。

 

どのふり幅のどの速さで

シャカシャカするのが一番ベストなのか?

 

当時小学生だった私たちは

その難題に取り組んでいた。

 

しかし、「爪シャカシャカ」には

大いなる欠点がある。

 

「爪がボロボロになる問題」だ。

しかし、子どものゲームに対する熱意というものはすさまじく、

爪がボロボロになろうが、

爪が痛くなろうが、

「アイツより早いタイムを出してやる」

という気持ちが勝ってしまうのだ。

 

良いタイムを出すには

多少の怪我はアスリートとして

仕方がないことなのだ。

定規ビヨヨン時代

「爪シャカシャカ」

をやりすぎて爪が限界を迎え、

さらにはタイムが伸び悩んでいたころ、

友人の一人がドヤ顔でこう言ってきた。

 

「定規でもイケるんだぜ!」

 

はぁ?

何言ってんだコイツ・・・

定規でもイケる?

 

正直意味がわからなかったが、

その日の学校後、部員(友だち)一同、

部室(友人宅)へと集合した。

 

そこで友人が取り出したのが、

学校で使用している何の変哲もない

「定規」。

 

それをコントローラーの上に置くと、

定規の端をビヨヨンと弾いた。

 

すると、

ゲームの中のプレイヤーが走り出した。

 

さらに定規をはじき続ける友人。

すると、徐々にプレイヤーのスピードがどんどん上がり・・・

ランナーがすごい速さで走り出したではないか!

 

 

タイムは8秒台を記録した。

「定規すげぇぇぇ!!」

こうして「爪シャカシャカ時代」から

「定規ビヨヨン時代」へと入って行ったのだった。

 

そうすると、

我々アスリートが追い求めるもの・・・それは

 

「どの定規が一番早いか」

 

そこで各自それぞれ自分の家から

様々な定規を持ち寄り、

どの定規が一番早いかを競ったところ、

「鉄の定規」

が金メダルを獲得した。

 

そして、

「鉄の定規最速時代」が

幕を開けたのだった。

 

「鉄の定規」は無類の強さを発揮し、

ことごとく記録を塗り替えていった。

するとアスリートはさらなる欲望を湧きあがらせる。

 

「どの位置のどの角度で

どのタイミングで

ビヨヨンすれば速く走れるか・・・」

 

アスリートたちはさらなるタイムを目指し、

自宅でビヨヨンビヨヨンと鉄の定規を弾きまくった。

 

すると、こんなことが起こるようになった。

「鉄の定規で指を切る怪我事件」

アスリートにとって指は命。

 

しかも鉄の定規で指を切ると

結構な深さになることがあり、

復帰までに時間を要することもよくあった。

 

速さを追い求めるアスリートにとって

怪我は当たり前とはいえ、

利き手の指を怪我することは

実生活にも支障をきたしてしまう。

 

アスリートたちが頭を悩ませていると、

とんでもない事実が発覚したのだった。

ジョイボール最強伝説

ジョイボールというコントローラーをご存じだろうか。

ファミコン用のコントローラーで、

でかいボール型のコントローラーとボタンがついていて、

なんとそのボタンには連射機能がついていて、

ボタンを押すだけで連射になるという

シューティングゲームには無類の強さを誇った

最強のコントローラーだ。

 

これっス。

 

実はこのジョイボール、

ハイパーオリンピックでも使えるのだ。

いや、使えてしまうのだ。

 

ハイパーオリンピックの公式発表では、

専用のコントローラー以外は使えない!

と発表されているのだが、

 

ジョイボールをある状態にすると

ハイパーオリンピックで使えてしまうのだ。

 

先にも説明したとおり、

ジョイボールにはボタンを押すだけの

連射機能が備わっている。

 

つまり、

爪でシャカシャカする必要も

定規でビヨヨンする必要も全くなくなるのだ。

 

しかも、その連射は到底人間では出しえない早さなので、

機械の前に人は無力なのだと嫌というほど思い知らされる。

 

さらには、ジョイボールを使った100m走は、

爪や定規の壁と言われていた8秒台をゆうに切り、

7秒台をあっさりと出してみせるのだ。

 

ここまでくるともはや「ドーピング」の世界である。

 

アスリートにとってドーピングはご法度。

決して手にしてはいけないものなのだ。

使えば戻ることができないからだ。

 

しかし、早さを追い求めるアスリートにとって

「ラクにタイムが出せる」

というものはなんと甘美な言葉なのだろう。

 

気付けば我々アスリートは

「ジョイボール」という「ドーピング」に

どっぷりと浸かっていた。

 

そして、ハイパーオリンピックブームは静かに終焉を迎え、

我々アスリートが集まることはなくなったのだった・・・

 

間もなく東京オリンピック。

頑張れ日本代表。

間違ってもドーピングはするなよ。

 

2020年を迎えようとしているにも関わらず、

ハイパーオリンピック関連の動画を集めました。

レトロゲーマーによる飽くなき挑戦を刮目して下さい!

 

 

これぞ、ゲーム歴25年以上(推定)

大人の本気のハイパーオリンピックである!

 


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サトコ

サトコ

AdvanceStoreの広報担当:サトコです。年齢は・・・ファミリーコンピューターより年上。ゲーム歴30年以上の主婦です。私のファミコンエピソードをサイトに書いてくれ!と店主のカワノさんに言われたものの・・・こんな昔話、誰が読みたいんだろう・・・と戸惑いながら、自由奔放に記事を書いております。コメントを頂けたら狂喜乱舞します。