1985~90年代前半に活躍した「高橋名人」。
「16連射」というテクニックを駆使して展開される超絶プレイは、当時のファミコン少年たちを夢中にさせました。
まさに高橋名人は、ファミコン少年たちのカリスマ的存在だったのです。
そんな高橋名人の
人気が絶頂のころ、
名人の名を冠した
「高橋名人の冒険島」というゲームが1986年9月に発売されます。
当然ながら大人気で
ミリオンセールを記録しました。
しかし・・・。
その難易度が異常に高い!!
ほとんどの人がクリア前に挫折したのです。
当時、高橋名人は
「ゲームは1日1時間」という名言(迷言?)を、
様々な媒体で発信していました。
ファミコン少年たちは名人の言葉を守り、1日1時間の制限の中で「高橋名人の冒険島」に
チャレンジしましたが、とても1時間ではクリアできない!
数時間プレイしてもクリアには程遠い!!
当時のファミコン少年たちを絶望させ、トラウマとなるほどの絶望感を与えたゲーム。
それがこの「高橋名人の冒険島」なのです。
目次
全8ラウンドの舞台を冒険
「高橋名人の冒険島」は、オーソドックスなタイプの横スクロールアクションゲームです。
キュラ大王にさらわれた恋人「ティナ」を救うため、
高橋名人が仕掛けだらけの島を冒険する・・・、
といった物語を背景に「高橋名人の冒険島」展開します。
基本アクションは左右移動にジャンプ。
Bボタンを押しながらの移動でダッシュ。
道中で石オノかマジカルファイヤーを獲得すれば攻撃が可能になります。
ちなみに石オノは敵キャラを倒せ、
マジカルファイヤーは敵キャラに加えて岩などの障害物も破壊できます。
冒険するのは全8エリア。
各エリアは4つのラウンドで構成され、
さらに各ラウンドは4つのゾーンで構成されています。
つまり、全部で32のステージを、
コミカルにデフォルメされた高橋名人を操作しながら進めていくのです。
こうして見ると、
ごく普通のアクションゲームなのですが・・・。
誰もが泣かされた難易度!!
最初にも書きましたが、
「高橋名人の冒険島」は難易度が異常に高い!!
その理由には幾つもの要素がありますが、特に、
- 異常に高い敵の密度
- 攻撃はアイテム入手までできない
- バイタリティの存在
といった要素が代表的です。
まず①ですが、
序盤のエリアはともかく、後半のエリアになると敵が非常に多くなります。
しかも道をふさぐように配置されているので、できるだけ倒しながら進みたいところです。
しかし、②の理由がネックになります。
攻撃は武器である石オノ、もしくはマジカルファイヤーを
道中で入手するまでできません。
なので、どんなに辛くても武器を入手するまでは敵を避けながら進む必要があります。
しかも、ミスすると入手した武器もリセット、
武器なしで再開することになります。
これが非常に辛い!
中には武器がなかなか入手できないエリアもありますので、途中でミスしないよう、
慎重に進めなければならないのです。
そして③。
画面上部にあるゲージがバイタリティです。
これは時間とともに減少していき、無くなると1機失うミスになります。
このバイタリティは、道中に配置された各種フルーツを入手することで補給できます。
そのため、常にバイタリティに注意することも必要となります。
これらが代表的な要素ですが、他にも
- スケボーに乗ると停止できない
- ワープがないので全エリアクリアが必要
- アイテムがないとコンティニューできない
などの要素があります。
後半は鬼の難易度になりますが、
特にファンの間で有名なのが、
エリア8のラウンド3、その後半で出現する、
通称「3匹のコウモリ」と呼ばれる場面です。
ここは、乗ると落ちるリフトの上を、
連続大ジャンプで進む場面ですが、リフトの近くにコウモリが3ヵ所配置されています。
ただでさえギリギリのタイミングの
ジャンプが必要なのに、それを邪魔するように
コウモリが配置されているのです。
少しでも移動スピードが落ちると
ジャンプが足りずに穴に落ちる。
ジャンプに集中するとコウモリへの
攻撃が外れやすくなって接触してミス・・・、
という、極限のプレイが要求されます。
高橋名人からの挑戦状!
以上のように、
「高橋名人の冒険島」は当時、
クリア不可能とまで呼ばれたゲームです。
ですが、当時のファミコン少年たちは、これを
「高橋名人からの挑戦状」として受け止めました。
まるで、高橋名人からの
「このゲームをクリアしてみろ!」という
メッセージを難易度から読み取ったのです。
大半の人は挫折してしまいましたが、
それでもクリアした人は確実に存在しました。
つまり、テクニックさえあればクリアできるのです。
現在のゲームと比較しても、
その難易度は折り紙つきですが、
興味を持った人、また過去に挫折した人など、
ぜひチャレンジしてほしいと思います。
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これは、元がSEGAさんの、ワンダーボーイだから難しいのかもしれませんが、
4-4をクリアしたら、勝手に全部クリアしたことにするとか、ルールをつくってやるといいかもしれませんね!!
ちなみに、ハローキティワールド(開発チームまりお)とかも、最後から2番目のボスをたおしたら、終わりにしたほうが、いいかもしれないぐらい、難しいですが、
あれ、僕きちんとクリアできるので、子供たちよ、遊び方に自由であれ!!☆(微笑み)☆と思います!
ハレルヤ