1989年
ゲームセンターで稼動を開始した
「ナイトストライカー」というゲームは、
コアなゲームファンなら忘れられないゲームでしょう。
操縦桿型でコントロールする
擬似3Dシューティングゲームとして登場した本作。
↑これ!これ!
「近未来の夜の街を疾走する」という独特の世界観。
圧倒的なスピード感
名曲揃いのBGMなど、
実に魅力的なゲームでした。
またコクピット型の筐体は
ボディソニック採用。
それに加え、
多数のスピーカーによる
圧倒的な臨場感を演出しています。
極端に出荷数が少ないゲームとして有名ですが、
それでもファンの間に強烈な印象を残しました。
今でも多くのゲーマーが支持しています。
一時は「移植不可能!」とまで言われた
「ナイトストライカー」ですが、
ついに家庭用ゲーム機に移植されました。
それがMEGA-CD版「ナイトストライカー」なのです!
目次
初めての感想は「なんだコレ?」だが・・・
さて、
そんな「ナイトストライカー」ですが、
専門雑誌での第一報を見た私の感想。
「なんだコレ?」でした。
とにかく画面が粗い!
自機はもちろん、敵キャラも背景も
ドットが大きく、とても見られたものじゃない!!
「こんなの「ナイスト」じゃない!」と思いましたが、
実際にプレイしてみると、私の感想は
「コイツはすげぇ!」
に変わりました!!
その理由は、
ほぼ完全にゲーム性が再現されていたからです。
「ナイトストライカー」の最大の魅力は、
そのスピード感、疾走感でしょう。
画面奥から次々に現れる敵キャラ!
夜の街に配置された障害物を避けつつ迎撃する・・・。
といった数々の魅力は
アーケード版に近いものでした。
荒いドットのグラフィックも、
そのスピード感の中でプレイしていると、
それほど気にならなくなるから不思議です。
「ゲーム性の再現」が、
グラフィックの再現よりも
重要だということを改めて思い知らされました。
評価の高いBGMは完璧!!
「ナイトストライカー」の評価の1つ。
名曲が揃ったBGMです。
タイトーサウンドチーム「ZUNTATA」による
軽快で疾走感を感じるBGMは、
ゲーム内容に完璧にマッチした名曲です。
MEGA-CD版「ナイトストライカー」は、
このBGMも、媒体がCD-ROMなのでもちろん完璧です。
ちなみにMEGA-CD版「ナイトストライカー」には
オリジナルのBGMとアレンジ版が収録されており、
ゲーム開始前に選択が可能となっています。
しかし私のオススメは、
やはりオリジナルです。
アレンジ版が悪い
という訳ではありません。
むしろいい曲なのですが、
実際のゲームを背景に流れると、
なんとも言えない違和感があるのです。
この辺は個人の好みなのですが、
やはりオリジナルがいいです。
というか一択です!!
ちなみに
この頃のタイトーサウンドチーム「ZUNTATA」の曲は本当にいい!
- 「ダライアス」
- 「ダライアスII」
- 「レイフォース」
- 「ニンジャウォーリアーズ」
- 「ウォーリアーブレード」
などなど、
いくらでも名曲が出てきます。
今聞いても素晴らしい!!
機会があれば、ぜひ聞いてください。
というか
絶対に聞くべし!
何も足さない、何も引かないシステム関連
ゲームシステムも当然ながら同じです。
「ナイトストライカー」は全21ステージですが、
ステージAから始まり、
クリアすると分岐点が出現します。
どちらかを選択することで進んでいきます。
つまり、1ゲーム6ステージ構成となっています。
ステージの変更や追加などはありませんのでご安心を。
その他、
- 各種ボーナス
- 最終ステージの自機の変化
- 隠しボスの存在
などなど、
特徴的なシステムは再現されています。
ちなみにボーナスの1種で、
1ステージ中に1発も撃たず、ダメージも受けずに
ステージをクリアすると獲得できる
「パシフィスト(平和主義者)ボーナス」もあります。
当時、私を含めたプレイヤーは、
このパシフィストボーナスを獲得するため
必死にプレイしたものです。
「攻撃せず攻撃されない」という条件が意外に難しいのです。
もちろんMEGA-CD版でも難しい条件です。
コントローラーに難のあるメガドライブでは、
特に難しい条件と言えるかもしれません。
腕に自信のある人は挑戦してみてください。
レトロゲーム中では屈指の完成度
グラフィックを至高とするプレイヤーには
MEGA-CD版「ナイトストライカー」は
受け入れることが難しいかもしれません。
何しろ、ドットの荒さは折り紙付きですので。
しかし、ゲーム性はほぼ完璧ですし、
独特の疾走感も十分に得られる完成度です。
もしメガドライブ、MEGA-CDが稼動できるのであれば、
一度プレイしてみることをオススメします。
ゲームの本質が「ゲーム性」であることを再確認できますよ。
MEGA-CD版以外の移植版としては、
プレイステーション版→「ナイトストライカー」
セガサターン版→「ナイトストライカーS」
プレイステーション2版→「タイトーメモリーズII 下巻」内に収録
以上のハードに移植されています。
この中でPS版、SS版は論外です。
ゲーム性の再現がまったくダメなので、
プレイする価値はないと断言します!!
MEGA-CD版が無理なら、
PS2版でプレイすることをオススメします。
細かい、本当に細かいところで不備はありますが、
グラフィック、ゲーム性とも満足できる完成度です。
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