【人生の強制リセットボタン】お前の今までの努力は無駄!と告げられた日

【サラリーマン葛藤編】俺の仕事ってボコスカウォーズみたいなもん

前回のプロフィールからの続き

給料が上がらない…
と聞き

仕事のやる気を失い
転職を考えるも

ポンコツの僕を
正社員として引き上げてくれた
Sさんの恩を裏切れず

僕は給料が上がらない会社で

精神をすり減らしながら
働き続けました。

この頃、二人目の息子も生まれ
それでも給料は変わらない…

カワノ家は節約を余儀なくされる生活でした。

貧乏でした。

貯金もありませんでした。

(独身の頃に作った借金だけは、かろうじて返済済でした)

なんで、
こんなに毎日、毎日
働いているのに

俺は貧乏なんだ…

給料上げてくれよ…

ボーナスくれよ…

一体、ウチの社長はどんだけケチなんだ…

ぼやきながらも

特に副業することもなく

(電話が24時間かかってくるので実質不可能)

毎日のストレスに耐えながら…

自分の人生に葛藤しながらも

今日も一日、頑張るしかない…

そんな感情で働いていました。

・・・

そんな時でした。

ある日、いつも通りに会社に出勤すると

珍しく社長がいました。

「あ、社長、おはようございます!」

僕は普通に挨拶をして
いつもの作業に取り掛かろうとしたのですが

「あ、カワノくん、ちょっといいかな」

と社長。

「あ、はい」

と僕。

社長

「明日から会社に来なくていいから」

・・・・

・・・・

・・・

・・・・

「は?」

・・・

・・

・・

社長↓

「会社は今月中に破産手続きをすることになった」

「明日から会社に来なくていいから、失業保険はすぐに出るから安心したまえ」

・・・

・・

「え!本当に言っているのですか!!」

僕はビビりました。

マジでこの時ほど人生において
「空気が固まった感」
を味わったことはなかったです。

(今のところ、人生で一番です)

僕が6年間、心血を注いで
売上げを必死で上げてきた会社は

2009年

2008年のリーマンショックの煽りを受けて

倒産したのでした。

僕が泣こうが喚こうが

Sさんの恩を裏切れない!とか言って
転職しなかったことも

これでいいのだ…

これでいいのだ…


自分の感情を抑え込み

「いのちのしずく」を失いながら
努力していたサラリーマンとしての日々…

無駄でした!

ハナクソでした。

社長の「やめる」の一言で
あっけなく会社は終了ー!

僕が今まで築き上げてきた会社内の人間関係も

取引先との人間関係も

スタッフとの人間関係も

覚えた仕事のスキルも

いつかこの会社で出世して、成りあがってやる!

と言って
6年間、努力し続けたこと

我慢し続けたことが

「強制リセットボタン発動!」

一瞬にして消し飛んでしまったのです!

俺は社長になる!

カワノ、まさかの31歳で強制リストラ。

無職のポンコツ人間に逆戻り!

妻も子供2人もいるのに!

僕はこの時、
サラリーマンという働き方に
本当に恐怖を感じました。

サラリーマン(正社員)になっておけば、
とりあえずは一生の収入は
約束されているんじゃなかったの?

毎月の「給料」と引き換えに
僕らは身を粉にして働く。

何かあったら会社が
社員を守ってくれるんじゃないの?

サラリーマン絶対神話!

当時の僕は本気でそう思っていました。

ここまでこのプロフィールを
読んでくれたあなたなら理解できると思いますが

カワノは基本アホだったのです。(笑)

世の中のことを何も知らないのです。

スーパー情弱でした。

高卒でアルバイトしてて

8年間、フリーターして

飛び込み営業の会社3ヵ月でやめて

たまたま派遣会社で働けただけの男。

ハイパーウルトラ世間知らずなわけです。

会社倒産…

僕は目の前に突き付けられた理不尽に
怒りました。

あんなに一生懸命、
会社のために頑張ってきたのに…

仕事で子供の出産にも立ち会えず、嫁に非難されたりもした。

毎月の給料のために、
毎日毎日遅くまで働いてきた。

努力してきたのに…

会社が倒産って

普通に売上げは
あったじゃないか!

なんで、赤字経営になるんだ?

社長が給料を搾り過ぎてるからだろ?

意味わからんBMWとか、車乗ってるからだろ?

「今月中に破産手続きする」とか、本当か?

それを社長の独断で決めるとか、勝手すぎるだろ!?

会社都合の退社ってなんだ?

一体、サラリーマンってなんだ!?

俺の手のひらから、
こぼれ落ちていった大切な

「いのちのしずく」


もう帰ってこないんだぞ!

悔しい…

僕はこの出来事をきっかけに

もう二度とサラリーマンだけはしたくない!

他人(社長)の身勝手な決断で
人生を振り回されるのはもうイヤだ!

サラリーマン恐怖症になりました。

サラリーマンに戻りたくない31歳…

しかも、既婚

息子二人…

どうやってお金を稼いで家族を養うの?

アルバイトする?

いや、無理無理!

そんなことしてたら、
親戚のおばさんに何言われるかわからん!

「あんた!30歳超えて子供もおるのに!アルバイトなんかやって!何考えてるの!」

確実にガミガミ小言を言われるなー。

世間体が悪すぎる…。

絶対、アルバイトはないなー。

やっぱり、サラリーマンとして再就職か…

いやいやいや!

再就職したところがまた倒産することだって十分あり得る!

もう俺は、大切な「いのちのしずく」を失う働き方だけはしたくない!

あー俺は一体、どーしたらいいんだー!

悩みました。

会社都合の解雇だったので、
もしすぐに仕事が見つからなくても

失業保険は貰えるので
かろうじて収入は
ゼロではなかったのですが

失業保険は
給料(18万円)の50%~80%しかもらえません。

それだけのお金では
生計が成り立ちません!

僕は焦り、悩みました。

そんな時でした。

(倒産した会社の)

僕の後輩で

唯一、仕事が続いていた男の子がいました。

(年齢も一つ下で歳が近かったので仲良かった)

彼も
もちろん倒産に巻き込まれ

当時、30歳で無職です。

「カワノさん、ちょっと飲みに行かないですか?」

と誘いがありました。

本来、飲みになど行ってる場合じゃないのですが

飲まずにやってられるかー!

という心境で
元同僚と飲みに行きました。

今回の「いきなり会社倒産」について

お互い色々と愚痴りまくり、
かなり酔っぱらってきたときでした。

元同僚が言いました。

「カワノさん、前の会社のノウハウ使って二人で派遣会社しません?」

・・・

・・

僕はその提案で
一気に酔いが覚めました!

「お、おう!」

マジでそんなこと可能か?

一瞬、思いましたが、

もし二人で起業するなら、
どれぐらいお金が必要か!?

どーしたらいいか?

グルグル頭を働かせました。

それぞれが
25万円ずつくらい出し合えば

株式会社の登記もできるし、
特定派遣の認可も取れる。

会社の住所どうする?

とりあえず、メッチャ安いアパートとかワンルーム借りるか。

俺が用意できるお金あるか?

昔に作った消費者金融のカード
たしか上限まで

30万円ぐらい借りれたはず…

僕の頭はフル回転しました。

(会社が倒産する1年ぐらい前に、社長が会社を分社化するから手伝えと言われて、法人設立やその手続きの手順を見ていたので、新しい会社を立ち上げる知識は持ってた)

起業するにあたって
起こりうる問題を

その場で二人で話して解決しながら

「うんうん!いけるぞ!」

一人じゃ起業なんて無理かもしれないが

二人でやるなら、
なんとかやれそうな気がする!

それができるなら、
サラリーマンに戻らなくていいし!

アルバイトなんかよりも
世間体もメッチャいい!

何より、自分たちが「社長」になるということに

二人とも物凄く興奮して

僕らはその場で「起業する!」

「派遣会社を立ち上げるぞ!」と誓い合い

決定事項として話が動き始めたのでした!

待っていたのは地獄だった

起業するにあたって僕は
妻を説得しなければいけなかった。

友人と飲みに行った翌日、僕は早速、妻に相談した。

  1. サラリーマンには戻りたくない
  2. バイトも世間体が悪い
  3. もう起業するしか道はない!

順を追って
僕の意思を伝えましたが妻は

「できれば、普通に働いて欲しい」

と、難色をしめしました。

しかし、僕はもう思い立ったら即動く!

決めていました。

もうあの「音楽の夢を諦めたときのような」

何にも行動してないのに、あとで

「やっぱりやっとけば良かった」

と後悔するようなことは絶対にしたくなかったのです。


さらに
この話もしたうえで妻を説得しました。

最終的に妻が

「本当はイヤなんだけど…」

折れるかたちでOKを出してくれました。

僕は、半年後には「100万円稼いでみせる!」と暴言を吐いて(笑)

なんとか妻の説得に成功しました。

 

僕らは起業に向けて動き始めました。

僕に至っては消費者金融でお金を借り、

家の車も売って資金を作りました。

そして1ヵ月後

晴れて僕らの会社が誕生したのです!

「よっしゃー働きまくって稼ぎまくってやるぞー!」

僕の心の中に、あの頃(派遣会社に入った頃)と
同じ情熱が沸き起こりました!

うおおおおおおお!!!
やってやるーー!!

いける!

やれる!

そして昔、取引で出入りしていた
顔なじみの会社に営業に行きまくったのです。

が、しかし!

「あーカワノくんか、何?会社立ち上げたの?すごいねー。でも今、うちもリーマンショックで仕事減ってね。人いらないんだよ」

「またなんかあったら連絡するよ」

ことごとく、↑の感じで
あてにしていたお客さんに
営業を断られました…。

なんということでしょう…。

せっかく、自分たちで会社を立ち上げたのに

リーマンショックの影響によって
全く取引先が見つからない状況だったのです。

かろうじて、昔の取引先で何社か

数人だけ人を使ってくれるところを見つけました。

でも、全く考えていた目標の
売上げに届かない。

毎月の会社の家賃・光熱費・広告費など払うと

ほぼ手元にお金が残りません…。

僕らはお互いに借金がドンドン増えていきました。

まったく収入がなくなってしまった僕は

夜勤の肉体労働のアルバイトもはじめました。

それでなんとか食いつなぎ…

昼間に
なんとか事業を軌道にのせようと、
二人で頑張りました。

しかし、全くビジネスのことを勉強してこなかった二人。

立ち上げから上手くいかない事業。

お互いどうしていいのかわからず、イライラして

そのうち僕らは顔を合わせるたび
ケンカするようになりました。

でも、お互いにこの会社を潰してなるものか!

意地と執念だけで

5年。

一発逆転は必ずある!
と信じて

赤字の会社を運営し続けました。

一緒に頑張ってきた元同僚が
ついに精魂尽きて

「もう無理やわ、俺、再就職するわ」

と言って会社を去りました。

僕自身もその時、

もう会社をたたんで
自分も再就職するか
考えましたが

「また、あの大切な「いのちのしずく」を失い続ける日々。サラリーマンに戻るのか?」

「俺、今やめてしまって後悔しないのか?」

「本当に自分が納得できるまでトコトンやったのか?」

昔、音楽の夢を中途半端に挫折したことが

頭から離れず、

もう少し、もう少しだけ頑張ってみよう!

一人で事業を継続することにしたのです。

↓続く

【貧乏すぎて笑えない】不幸の連鎖が「ばよえ〜ん!」